治療効果が思うように出ない方必見!!治療が出来るようになる方法!治療の出来る治療家・整体師になるには!!

皆さん、治療系の本は読んでますか?

本を読んでいて、以下のように思ったことはないですか??

  • 読み終わったけど結局何が書いてあったんだろう。
  • そもそも、途中で挫折してしまった。
  • 書いてあることは理解したけど、どうやって臨床に生かそう。

こんな風に思った方はまだ、狙って治療が出来ていないのではないでしょうか?

もし、読んでも頭にスッと入ってこないのであれば、まだ治療が狙ってできていない状態なので、本を読んでも徒労に終わることが多くなるかもしれません。

逆に言うと、ある程度治療ができるようになってから書籍を読むと非常に勉強になります。

治療の出来る人はどんな風に本を読んでいるのか?

では、治療が出来る人はどんな風に文章を理解しているのかを見ていきたいと思います。

例えば以下の文章を読んでみてください。

肩甲骨ー上腕骨間筋群

肩甲骨ー上腕骨間筋群の平衡作用は、関節窩に対する上腕骨の制御にとって不可欠である。最も一般的な機能障害を以下に示す:

①外旋筋の短縮あるいは硬化。
②外旋筋群の活動が不十分であるため、大結節が肩峰に接触するのを防ぐために必要な上腕骨外旋が得られない。
③上腕骨頭の前方すべりや上方すべりを防ぐ肩甲下筋の活動低下
④上腕骨頭の上方すべりを引き起こす三角筋の優位な活動
⑤外旋筋と大円筋の短縮は、上腕骨頭の正常な旋回軸の維持を乱す
⑥関節包の短縮、特に後方あるいは下方の部分。肩板は関節包に内在する部分であるので、これらの筋の短縮と硬化は、関節包と類似した影響を与える。

出典:運動機能障害症候群のマネジメント p211-p212より

上記は運動機能障害症候群のマネジメントから引用してきた、肩甲骨と上腕骨の間の筋肉に現れる機能障害をまとめた一文です。

一つずつ読んでみてください。これをスムーズに理解できて実際の臨床にどのように活用しようかをイメージできる方はすでに治療を出来る方です。その方はこの先を読んでも時間の無駄だと思うので読まなくて大丈夫です。

これを読んで、臨床にいかに活用していいかが分からないという方はこの先を読み進めてください。

ではまず、①から

①外旋筋の短縮、あるいは硬化

さて、この一文が意味するところは何かイメージをしていきます。

外旋筋、例えば棘下筋の短縮と硬化が起きたとします。患者さんの体にどのようなになるかというと、うつぶせに寝てもらった時に腕をベッドから垂らすのが難しくなる事があります。もっと砕いた言い方をすると、うつぶせに寝てもらった時に腕のおき場所に困る可能性があります。

何をヒントにイメージをすればいいかというと棘下筋の走行を確認してみると推測できると思います。そして、なんとなく腕を開きづらいのだろうな?という感覚がわかればOKです。

次に③番行きましょうか。

③上腕骨頭の前方すべりや上方すべりを防ぐ肩甲下筋の活動低下

前方すべりや、上方すべりを防ぐ肩甲下筋の活動低下という事は、正常な肩関節と比較すると上腕骨頭が前方や、上方に、やけに滑るな。もしくは、見た目でやけに肩が前にせり出しているな。という状態になっているという事です。そんな時は肩甲下筋の状態がおかしいかもしれないですよ!という事を書いてあります。

これも、肩甲下筋の走行を見てみるとわかりますが、肩甲骨を後方と下方に引っ張っているのが肩甲下筋なんですね。となると、その筋肉の活動低下があると上腕骨頭が前上方にずれる可能性がありますよ!と書いてあります。

さて、このことについてスムーズに頭に入ってきましたか?そして、臨床につなげることが出来そうですか?

本を読んだだけでは治療が出来るわけではない

難しいと感じたあなたのために、なぜ難しいと感じたのかを説明していきます。

まず、短縮、硬化が起きた状態を体が理解しているか?というところがポイントです。

他にも上腕骨頭が前方に滑ると書いてありますが、滑った状態ってイメージできます??そして、滑った状態を触ってみたことがありますか?

これが、感覚として体が理解していないと本を読んでも読んでも頭に入ってこない理由です。

そして、この感覚をイメージできていないと治療もできません。

では、治療するためにこの感覚を身につけるにはどうするといいか??

それは先輩や、セミナーなどで教えてもらうのが一番早いでしょう。

本を読むだけじゃあ、なかなか身につかないし、身につけるには経験するしかありません。身につかなければイメージもできないので、本を読んでも体に入ってきません。

治療の出来る整体師になるのに独学でいけるか?

もちろん独学でもいけます。たまたま治ったという経験を何度も何度も繰り返して、偶然でもそれが何となく自分の感覚に引っ掛かりが出来るようになります。そして、その引っ掛かりがどんどん増えれば少しずつ狙って治療ができるようになっていきます。

でも、それをするとその最初の第一歩目が十年とかかることがあります。

僕が実際そうでしたし、身の回りにもその第一歩が踏めないまま業界を離れて行く人を山ほど見てきました。

治療家の感覚を身につける

僕は、治療へ直結するこの感覚にはとても可能性を感じています。

僕自身も日々様々な患者さんが来店されて、今まで結果を出すことが出来なかった人にどんどん結果を出せるようになってきています。

この可能性をもっとたくさんの人に共有して、この可能性がどこまで行くのかを見てみたい想いがあります。

そして、この感覚をつかんで治療するという事は料理のレシピのように、そして、音楽を作曲するように誰でも使える技術であるべきだとも思っています。

僕は、変形性膝関節症の患者さんでいろいろな治療院に行って、「どこに行っても全然治らなかった。」という声をよく聞きます。

でも、僕の患者さんは治って健康な日常を取り戻しています。

この治療に直結する感覚さえつかめば本当に誰でもできるようになります。

この感覚を自分も身につけたい、そして、この感覚の可能性を見てみたいという僕の思いに共感していただいた方はぜひ一度、お気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

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