以前にも似たような記事を書かせてもらいましたが、今回は各論的な内容を記事にしたいと思います。
さて、以前書いた記事の説明もかねて、少しおさらいさせてもらいますね。
以前書いた”ボディケアやもみほぐしが上手いといわれるために出来ること”という中では『ひと手間が大事』という事について説明し、そして、”「この人、マッサージうまい!!」と思ってもらう為に”では『触ってほしいところに手を届かせる事が大事』という事を説明していました。
上手いといわれる人は『触ってほしいところに手を届かせ』、そのためには『ひと手間』を惜しまずかけているという事です。
では、なぜ上手いといわれる人は触ってほしいところがわかるのでしょうか?
答えは・・・・・
ベテランはなぜ触ってほしいところに手を届かせることが出来るのか?
ベテランさんの触ってほしいところに手を届かせるという事をもう少し説明すると、触ってほしい部分を適切な圧で適切な触り方で押してくれるという文章にまとまると思います。
つまり、
- 触ってほしい場所がわかる
- 適切な圧がわかる
- 適切な触り方がわかる
という3つに分けることが出来ます。
触ってほしい場所がわかる
よくお客さんに言われるのは、「店長にやってもらうとよく効く場所ばかり押さえてくれるわ」とか「よくそんなにつらい部分ばかり見つけて触り続けることが出来るね」という事を言われます。
この事を最初に言われたときは『自分にしかわからない能力があるのでは!?』という超人的な才能があるとひそかに思っていましたが、今思うとそんなことはありません。
しんどいといわれる部分は誰にでもわかるようになっているし、説明もできるのです。
まず、ぱっと見でなんとなくわかるという事を主張する人もいますが、そんな事はする必要もありません。何度も『経験』を積めば誰でも法則からぱっと見でわかるようになるのです。
ここで、『経験』という言葉が出てきたので、ボディケアやマッサージにおいて『経験』とは何を意味するのかを説明しておきます。
ボディケアやマッサージにおいて『経験』とはお客さんに押したことによって喜ばれた事、反応が悪かった事、不機嫌になられた事、怒られた事など、その一押し一押しについて得られた反応の蓄積のことを『経験』というと考えます。
一押し一押しについて得られた反応の蓄積のことを『経験』という
新人施術者があるお客さんに『A』という場所を押さえてすごく喜ばれたとします。
お客さんに1度喜ばれた事でほかのお客さんの場合でも『A』を押さえれば喜んでもらえると考えます。
そして、実際『A』を試したところ良い反応が得られたとします。
その後、新人施術者は誰にでも『A』を押さえるようになります。
新人施術者にとって『A』を押すとお客さんは喜んでくれるんだと認識します。
また、その新人施術者は今度は『B』という場所を押さえたとします。
これもお客さんに喜ばれました。
なので、『B』も他のお客さんに喜ばれると思いほかのお客さんに試してみます。
次のお客さんでは「痛い!!」と怒られました。
新人施術者は『B』を押さえることにためらいが生じ、人を選びながら『B』を押さえるようになります。
ここで、新人施術者は押さえるポイント『A』『B』を同じようには扱わなくなります。
ポイント『A』は万人に喜んでもらえる場所、ポイント『B』は一部の人に喜んでもらえる場所という使い方をしていくようになります。
つまり、これが『経験』なんです。
この『経験』が今度、体形や姿勢にも関わってくるようになるのです。
しんどいといわれる部分は誰にでもわかるようになっているし、説明もできる
さて、話を戻してしんどいといわれる部分は誰にでもわかるようになっているし、説明もできると言いましたが、どうわかるのかというと触ればわかります。
触ってみるとしんどい部分は大体硬くなっています。
なので、硬い部分を狙い続け、しんどい部分をずっとたどっていけば全身のしんどい部分のみを触り続けることが出来るのです。
そうなるとお客さんからすれば、「しんどい所がなんで分かるの!?」となるわけです。
いや、でも、硬さをみればいいというけれども、硬さといってもいろんな硬さがある。人によっても違うし、同じ人の中でも硬さが違う。
そもそも、骨の上を押していれば硬いのなんて当たり前だし、じゃあ頭皮なんて最もしんどい所じゃないか!!
と思う人もいるかもしれません。
その疑問は僕も昔考えました。だから、経験が大事なんですね。
頭皮は確かに硬いです。頭皮の場合筋肉も脂肪も薄く、すぐ骨があります。そのため、触った感じもとても硬いです。
ただ、それは前提として、骨が下にあるとわかっていれば、硬いのは当たり前と考えて押すことが出来るんです。
なので、頭皮は全部が硬い。でも、『ある一部分』がより硬くなっている。という事なんです。という事はより硬くなっている『ある一部分』を丁寧に押していけばいいんです。
『ある一部分』をずっとたどっていけば、その硬くなっている部分が長方形なのか、円状なのか楕円状なのか線状なのかといった事がわかり、さらに、その硬い部分がどこに続いていて、どこまでつながっている。という事までわかるようになってしまいます。
さらに言うと、まず一押しした時に硬い部分を発見でき無い事もあります。そのときはその周辺に硬い雰囲気を感じ取ることが出来ます。
その雰囲気とは何か?という事についても触れていこうと思います。が、長くなってきたので、続きは次回に。
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?シリーズ
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その2)
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その3)
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その4)
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その5)


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