前回のおさらいをしますね。
マッサージやボディケアの上手い人は具体的にどういう所がうまいのかというと以下の3つがあるという事でした。
- 触ってほしい場所がわかる
- 適切な圧がわかる
- 適切な触り方がわかる
1のベテランは触ってほしい場所がわかってその触ってほしい場所を触り続けることが出来るのはなぜか?
それには理由があって、ベテランはお客さんのしんどい部分がわかるから。
そのしんどい部分とはまず一押しして硬い雰囲気を感じ取ることが出来るから。というところで話が終わっていました。
では、その雰囲気とは何か?について話をしていきます。
『硬い雰囲気』とは何か?
押さえたときに感じる『硬い雰囲気』とは言葉で説明するとわかりづらいので、下の図を見てください。
硬さの違うかたまりA,B,Cがあるとします。
オレンジの線は皮膚と思ってください。
そこに下の矢印のように圧をかけていきます。
皮膚はへこんでいきます。
図を見ると皮膚の形状がAのあたりから赤い矢印の先端まではCと比較をするとなだらかになっている事が分かると思います。
という事は赤い矢印を指の圧だとすると、指に感じる感覚にはAのなだらかな面とCの急な面の両方の傾斜を感じているわけです。
この傾斜の違いから指先に感じる感覚は【指の先に感じるBの塊】、【指の側面に感じるCの塊】、【そしてB・cよりも遠くに感じるAの塊】の3種類の塊を指に感じるというわけです。
この塊が硬い部分、つまりしんどい部分だとすればひと押しした周辺の硬い塊の情報が一気につかめるわけです。
一度押した先に硬い部分がなかったとしても、周辺の情報は一気につかめるわけなので、次のひと押しの時には硬い部分を外すことなく押すことが出来るという事ですね。
これを先ほど、『硬い雰囲気』を感じると言ったわけです。
という事は、どんどん押していけばどんどん硬い部分を見つけることが出来るわけで、新しいところを押せば押すほど硬い部分を見つけることが出来るという仕組みです。
これが分かればしんどい部分を見つけてずっと押し続けることが可能になりますね。
適切な圧がわかる
さて、次に圧についてです。
これも、ベテランと新人では違いがあります。
適切な圧とはいったいどんな圧なのか?というところですが、基本的には強すぎず弱すぎず相手にとって気持ち良いぐらいの圧ですね。
もちろん、人によって気持ち良いと感じる強さは全く違うので、基準をどこに持っていけばいいか今でも苦労するところですが、やはり大事なのは押したときに感じる感覚です。
以前、僕は適切な圧を判断する目安として次の点に注目していました。
- お客さんの体格
- 指に感じる皮膚の圧縮加減
お客さんの体格は大柄であれば強い。細身であれば弱い。男性であれば強く、女性であれば弱く。
もちろん、これは目安でしかないわけで、男性であっても弱い人もいれば、細身であっても強い人もいます。
そして、指に感じる皮膚の圧縮加減ですが、相手の硬い組織(筋肉)に向かって指を押し込むわけですが、筋肉と指の間には皮膚があります。
その皮膚の圧縮加減が目安になります。たとえば、皮膚の硬い人と皮膚の柔らかい人では皮膚の硬い人ほど強く、皮膚の柔らかい人ほど圧は弱くという感じです。
ただ、これは最適な理解とは言い難くこれを聞いたからと言って万人に向けた適切な説明としてはいまいちとしっくり来ていませんでした。
そんな時にふと気づいた法則があり、その法則にのっとって考えてみると、とてもしっくりときました。
答えは皮膚の圧縮感でも体格でもなく指先に感じる感覚に注意を向けるという事でした。
指先に感じる感覚とはどんな感覚のことをいうのか?
お客さんに圧を加えていくとあるタイミングである事がおきるのです。
それは何かというと
お客さんが○○と感じる瞬間に△△
という風になることに気づいたのです。
さて、この○○と△△は次回説明させていただきます。
考えてみると当たり前のようで、なるほどという事です。
ある程度慣れた施術者ならお客さんを施術しながら、ちょうどいい圧を見つけるときに皆さんも無意識に感じ取っていることだと思います。一度じっくり考えてみてください。
また、次回お楽しみに。
最後まで読んで頂き有難うございました。
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?シリーズ
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その3)
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その4)
マッサージやボディケアのベテランはなぜうまいといわれるのか?(その5)




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