さて、今回で3回目です。
施術が単調とはどういう施術なのか?について例を示し、ベテランとは何が違うのか?というところを解説するため、僕が『ひと押し』『ひと押し』どのようなことを考えながら施術をしているのかを前回まで説明したところです。
そして、単調な施術の人がどのようにすれば単調ではなくなるのか?そのヒントが前回の文章の中にたくさんちりばめられているということで2つの文章をピックアップをさせてもらっていたところで終わっていました。
さて、始めていきます。
単調な施術を単調でなくす。そのヒントとは?
ヒントとして次の2文をピックアップしていました。
A.その時の「大丈夫です」が痛くないから大丈夫なのか、丁度良いから大丈夫なのかわかりません。これについては次の『ひと押し』に譲ります。
B.体格の大きな男性であれば、圧の入れ具合は少し早めにします。これはゆっくり押していったのではお客さんが丁度良い圧加減だと思うまでに時間がかかったりしてしまうとお客さんがイライラしてしまう可能性があるためです。
さて、これのどこがヒントになるか一つづつ見ていきます。
A.について見ていきます
A.その時の「大丈夫です」が痛くないから大丈夫なのか、丁度良いから大丈夫なのかわかりません。これについては次の『ひと押し』に譲ります。
この文章の何がヒントになるのか?それを説明するために、あるエピソードをお話しさせていただきます。
これは僕が以前お客さんに「大丈夫ですか?」とマメに確認していた時のはなしです。
お客さんは若い小柄な女性なので、一見する限り強い圧ではないと判断し、弱めの圧から施術していました。
僕がいつも通り「大丈夫ですか?」と確認するとそのお客さんは「大丈夫です」と答えてくれていました。
もちろん「大丈夫です」と言ってくれるのですから、大丈夫なのだろうと思って、そのまま施術をしていました。
そうすると施術終了後、余りすっきりしない顔をしているので、「もしかして・・・」と思い、
「弱くなかったですか??」
と確認すると、
「もう少し強くても良かったです。。」
と言われました。
お客さんがあの時使った「大丈夫です」という言葉は「大丈夫です、痛くないです。」という意味の大丈夫に限りなく近かったのかもしれません。
もちろん、「大丈夫です」と言った時は丁度良くて、そのあとから弱いと感じたのかもしれません。
であれば、もう少し声かけを増やすべきだったのかもしれません。
ただ、トータルの評価として
「もう少し強くても良かったです。。」
という事だったのです。
かつてこんな事があったので、以下のように考えました。
A.その時の「大丈夫です」が痛くないから大丈夫なのか、丁度良いから大丈夫なのかわかりません。これについては次の『ひと押し』に譲ります。
最初の『ひと押し』の際、「大丈夫です」と言われれば、もう一歩踏み込んで、強さが丁度いいのか、それとも痛くないから大丈夫と言っているのか?その確認の為、次の『ひと押し』に譲ろうという判断をしたのです。
さて、次のB.についてです。
B.について見ていきます
B.体格の大きな男性であれば、圧の入れ具合は少し早めにします。これはゆっくり押していったのではお客さんが丁度良い圧加減だと思うまでに時間がかかったりしてしまうとお客さんがイライラしてしまう可能性があるためです。
これもかつてこんな事がありました。
その当時僕は繊細な圧加減を感じ取りながら施術することでお客さんから褒めてもらえることがあり、圧加減について自分の最重要なテーマとして扱っていました。
そのため、圧を加える際も丁寧に加えていき、じっくり相手の反応を観察していきます。適切であろう圧を見つけるためじっくり探っていきます。
そんな感じでどのお客さんにもそんな施術をしていました。
そんな時に大柄な男性のお客さんを施術することがありました。
「あー、このお客さんはもしかしたら強いかも?」と思いましたが、その時の僕は一味違います。圧加減を最重要テーマとして扱っているので、やはり<丁寧さ>を重視しちゃいました。
いつも通り、ゆっくり圧を加えていき、丁寧に狙っていきました。
じっくり狙っていきます。
少しづつ少しづつ圧を加え、「大丈夫ですか?」と声かけします。
お客さん「もう少し強くお願いします。」
また、少しづつ少しづつ圧を加えていきます。「このぐらい・・・ですか?」
お客さん「もう少しお願いします」
ちょっと、相手の声量が増えます。僕は少し焦り始めますが、まだ余裕があります。「次で良い圧を提供すればいけるはず!!」
また、少しづつ少しづつ圧を加えていきます。
お客さんは
「ぼくねぇ、結構ほかでうけてるんやわ。結構強めでもいけるで」
こちらから声をかける前にたまりかねてお客さんから柔らかい感じで声をかけられます。
その時に、やはり大柄の男性という第一印象も大事だなと感じました。
かつてこんな事があったので、『ひと押し』の際には以下のように考えました
B.体格の大きな男性であれば、圧の入れ具合は少し早めにします。これはゆっくり押していったのではお客さんが丁度良い圧加減だと思うまでに時間がかかったりしてしまうとお客さんがイライラしてしまう可能性があるためです。
過去の経験から『ひと押し』をする時にはこういうことを考えながら施術しています。
まとめ
『ひと押し』をした時にAとかBとか考えたのは過去に苦い思いを経験しているからなのです。
ベテランと新人では何が違うのか?という問いに「経験が違うよ」という答えを言われることがあると思います。
一言で「経験が違うよ」と言われても『経験』とは何なんだ??と思うかもしれませんが、『経験』とはこういう事なんです。
過去に嫌な思い、うれしい思いをしたその一つ一つが経験として今の『ひと押し』『ひと押し』に生きてくるのです。
早く上達したいと思うのであれば、その気持ちをもってお客さんに満足してもらえるように努力してください。
その努力の結果がお客さんの反応として返ってきます。
そして、ベテランの方にお願いです。新人さんから「ベテランと新人で何が違うの?」と聞かれたときは『経験がちがう』と一言で終わらせるのではなく、自分が経験した事を一つでもいいので、その新人さんに偉そうにならず優しく伝えてあげてみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回は最初に言っていた「作業のようになってしまう」についてお話しできればと思います。
施術が単調になってしまうとお悩みのあなたへシリーズ
施術をうまくしたいと思っている方はこちら


コメント
お世話になっております。
ここまでの記事を拝見しまして、なるほどなと勉強になっております。
やはり、
時間配分を気にしてたこと、
硬い部分を見つけて寄り道しないことが原因なのかなと思いました。
次回の記事も楽しみにしています!
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます!!
お役に立ててうれしく思っております!!
単調だとか、作業だとか思ってしまう理由としては自分の意思が施術に反映されていない時に感じることが多いと思います。
触っている部分がどうなっているか?
その硬い部分をどのようにすればいいか?
といった疑問を自分で考察し、自分の技術で施術していく。
そうすることが出来るようになれば単調だとか作業だとか思わなくなると思いますよ!!
次回は作業と感じてしまう事について記事を作成しております。あと少しですがよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました!!