売上からみる求人の時期とスタッフ満足度向上⇒スタッフ定着率向上(1)

サロン運営

リラクゼーションサロン運営はホント難しいと思います。

  • 特にサロンの飽和状態と価格競争が顕著に感じられ、
  • 業界未経験の個人事業主の技術をゼロから教えて、
  • お客さんから「気持ちよかった」という声を聞き始めるぐらいに育ったと思ったら、他のサロンに移ったり。
  • 事業主同士で喧嘩して片方がいずらくなって辞めたり。。。。

本当に難しい。。。
そんな中で、リラクゼーションサロンの運営する上で大事なポイントはやはり個人事業主の満足度だと思います。

おかげさまでうちのお店では、一度契約解除した後でも、もう一度戻ってきてくれたりしています。

そこで、今回はお店に所属している個人事業主、またはスタッフの満足度向上の一助となる考え方を紹介したいと思います。

この考え方は売上と個人事業主の報酬にかかわるので、適切なタイミングで求人をかけるための目安にもなります。

その考え方を活用した(例)をあげてみるので、どういう使い方をするかをイメージして欲しいと思います。

(例)「今日はAさんの接客量が50%を超えたのでかなり疲れただろう。」
→接客量から個人事業主がどの程度疲れたかの目安がわかる。
(例)「月間平均接客量が45%を超えるし、お客さんも頻繁に断るほど来店してくれているので、求人をかけようか。」
→接客量とお客さんの来店量から求人の適切なタイミングがわかる。
(例)「今日は土日だけどAさんの接客量が30%だったので、明日挽回してね」
→平日、土日、などの接客量の基準がわかるので個人事業主の疲れの目安が数字からわかる。

といった具合に個人事業主の接客量から忙しさがわかるようになります。その為、目標設定をする際にもオーナーが無理な理想を掲げているのかどうかが数字でわかるのでぜひ最後まで読んで理解してみてください。

 

個人が商品

この業界の特徴は、人が商品です。その人の技術力、接客力など、個人の力がとても重要になってきます。

なので、物販店などで商品を大切にするように、自分のサロンと契約している個人事業主を大切にしなければ、個人事業主は契約を解除するか、業界から離れてしまうでしょう。

さらに、個人事業主がこの仕事を経験する時間が長ければ長いほど必然的に技術力は向上します。技術が向上するということは物販店で例えると商品の価値が上がるということです。

つまり、個人事業主をサロンから離れないようにし、さらには業界からやめないようにすれば技術力はどんどん上がって、個人事業主自体の価値もどんどん上がっていくということです。

辞めないと商品価値向上⇒辞めない仕組みづくり⇒個人事業主に無駄なストレスを与えない

やめない仕組みづくりとは、働き易い環境づくりをするということです。

働きやすい環境づくりのポイントはどこにあるかというと、やはり人間関係と収入だと思います。

人間関係については一朝一夕のノウハウ的な方法論ではどうにもならないので、このテーマでは『収入があるかどうか』に絞って話をしていきます。

 

さて、オーナーが過剰な目標設定をしてきて無駄なキャンペーンを打ってしまって値下げしてしまった。といった、無駄な徒労を繰り返している方は多いのではないでしょうか?そこで店長をしている方は大変ですよね。。。

また、自らがオーナーで目標設定するものの、現実的に無理と感覚的にはわかっているけど、目標を高く設定してしまったりしていないでしょうか?

 

根拠のない目標設定をする人に限ってその目標を達成するために口うるさく言ってしまいがちですが。。。ま、仕方がないと思います。根拠がないから納得させるためには押し付けるしかないんですもんね。押し付けられたほうのストレスはハンパないですけど。。。

 

では、目標設定のための基準はどの辺りに持ってくればいいのでしょうか?

多すぎてもだめ、少なすぎてもだめ、合理的な基準を作ることが必要です。

基準となる目安は個人事業主の稼働率

稼働率と書くと言葉として出来上がっていてイメージがつきすぎているので、最初はあえて接客量という言い方をしていました。

これから具体的な計算方法に入るので稼働率のほうがわかり易いと思うので、稼働率でいきます。

 

今回僕が提案する稼働率は個人事業主がどのぐらい忙しく接客をしたかという部分に着目しています(ベッド数に対する稼働率ではありませんのでお間違いなく)。計算式は下のようになります。

ある1日の個人事業主が現場に入っている最大売上を『X』とします。

次に、その個人事業主がその日に実際売り上げた金額を『Y』とします。

計算方法は以下のようになります。

Y ÷ X × 100 = 稼働率(%)

簡単ですよね??もっと理解してもらうために具体的な使用方法を説明します。

 

例えば、一時間コースが3000円としたとき、個人事業主が10時間現場にいたとして売り上げることの出来る最大金額は

3000円 × 10時間 = 30000円

となります。コースとコースの間に休憩が入るから、そんなに稼げないということになるかもしれませんが、とりあえずこのままいきます。

10時間現場にいたその日、実際売り上げた金額を6000円とします。その6000円を最大金額で割って百分率を出します。

6000円 ÷ 30000円 × 100 = 20%

つまり、このケースではその個人事業主がその日接客した量は最大稼げるうちの20%しか接客していないということになります。

この場合その個人事業主の、その日の稼働率は20%という事がわかります。これからわかる事は、お客さんの量に対して個人事業主の人数が多い可能性があります。人数の整理を考える必要があるかも知れません。

慣れてもらうためにもうひとつ具体例を出します。

 

 

日付は11月22日 その日、10時間現場に入る(A)さんの稼働率を出します。

1時間コースが6000円のお店だとします。

(A)さんの11月22日の最大売上は

10時間 × 6000円 = 60000円

(A)さんの11月22日の売上が4万2千円だったとします

42000円 ÷ 60000円 × 100 = 70%

(A)さんの11月22日の稼働率は70%となります。

一日の稼げる最大売上の70%も接客していたことになります。十二分に接客していますね。これは現場にいる間、食事もろくに出来ないぐらい接客している事になります。(A)さんをねぎらってください!!もしかすると、個人事業主の人数が足りていないかもしれません。こんな日が続くようであれば個人事業主が疲れ果ててやめてしまうかもしれないのでお気をつけください。

 

さらにもう一つ(例)をあげます。もう使い方がわかったという方は次の【補足】最大売上に休憩を含めない理由に進んでください。

日付は12月2日 その日、8時間現場に入る(B)さんの稼働率を出します。

1時間コースが2980円のお店だとします。

(B)さんの12月2日の最大売上は

8時間 × 2980円 = 23840円

(B)さんの12月2日の売上が10520円だったとします

10520円 ÷ 23840円 × 100 = 44.1275..%

(B)さんの12月2日の稼働率は44%となります。

稼働率が44%ということはそこそこの稼働率となります。平日であれば妥当な数字でしょう。これが土日であれば低い数字という感じですね。

 

 

という感じですね。使い方はだいぶつかめてきましたか?使い方自体はそんな難しくないと思いますが式にすると、とたんに難しく感じてしまいますよね。

 

【補足】最大売上に休憩を含めない理由

 

ここで、先程の一日の最大売上について少し説明させてもらいます。最大売上の考え方は10時間、個人事業主が現場にいたとします。その場合、最大売上は10時間コースを利用された場合を最大売上とします(そんなことありえませんが…)。

なぜ10時間コースという非現実的な考え方をするかというと理由は休憩を入れては基準が作れないためです。

『コースとコースの間に休憩が入ったとすると』と考えるとロングコースが入った時とショートコースが入ったときの最大売上に差が出てきます。基準となる最大売上は状況や考え方によって変わらないものにしないといけないので、10時間現場にいるのであれば『10時間コースのお客さんが来た場合』という考え方をしなければなりません。

あと、もう一点。自分のお店ではコースによって料金が異なるという場合はコース時間に着目するといいと思います。

8時間現場にいたとして、4時間接客したとなれば

4時間 ÷ 8時間 × 100 = 50%

という感じですね。この方が簡単かもしれませんね。ただ、日々の売上集計は基本的にどのお店も金額の集計が行われているので、金額のほうが導入し易いと思います。ある時期から時間でこの考え方を導入すると決めてしまえばそれに従って統一すれば出来てしまうので、これから導入するという方は時間を基準とした考え方がわかり易いかもしれません。

 

 

稼働率の評価基準について

これまでなにげに使ってきた44%だったら平日並みの、、、とか、70%だったら食事もする暇もないとか言っていますが、その基準は何なんだ?という部分に気づかれた方も多いと思います。

そこで、いまからその説明をさせてもらいます。

下に、各稼働率ごとの現場感覚を表現させてもらいました。これは僕が実際現場で接客してきた実感です。10年近くこの感覚で個人事業主と接してきたのである程度一致していると思います。

 

わかり易いように食事できるか出来ないかという基準で感覚も表記しているので、この業界にいる方ならわかってくれると思います。

多少の誤差はあるかもしれませんがざっくりはこの数字でいけると思います。いまいち自分のお店の感覚に合わないと思う方は変更してみてください。

 

 

個人事業主の一日の稼働率

稼働率40%⇒平日
個人事業主の実感:普通
[ご飯はよほどタイミングが悪くない限り食べることができます]

稼働率50%⇒土曜日、祝日
個人事業主の実感:結構入った
[ご飯は隙を見て食べることができます。ただ、タイミングはそう多くありません]

稼働率60%⇒日曜日
個人事業主の実感:入りっぱなし
[ご飯は食べる隙を見つけるのが難しい。食べるにしてもあわてて食べないといけません]

稼働率70%⇒正月やお盆など特別忙しいとき(そんな時期がない店舗もあります。店舗の実情に合わせて採用してください。)
個人事業主の疲労度:お客さんに入るのが嫌になる
[ご飯も食べる事ができません。そんな状態が続けばスタッフはこの業界から離れてしまうかもしれません。まして、ねぎらいの言葉の一つもなければ確実にお店からは離れるでしょう]

こんな感じですね。先ほどもいいましたが、スタッフの実感は僕の個人的な感想です。15年業界に居たので、大体あっていると思いますが。。。まだまだ甘い!という方は計算してコメントください。

 

格安料金のお店と個人事業主の報酬の関係(業界の現実はこんな感じ!何とかしないといけないですよね。)

今、続々と増えている格安料金(60分3,000円)のお店で歩合60%として、これを基準に時給換算してみると

稼働率40%⇒時給720円

稼働率50%⇒時給900円

稼働率60%⇒時給1080円

稼働率70%⇒時給1260円

 

売上と個人事業主の人数とのバランスを上手く取っていかないとお店としても、スタッフとしてもしんどいですよね。稼働率が増えれば利益と個人事業主の報酬は上がります。ということは、年々体力が下がると共に報酬も下がることになります。つまり長く続ければ続けるほど下がるといっても過言ではありません。バランスが難しいですよね。

 

 

月間稼働率という考え方(次回)

ここで、月間稼働率についても軽く触れておきます。月間稼働率とは個人事業主全員の稼働率の1ヶ月間のまとめを表したものになります。また月間稼働率についてはお店に契約している個人事業主の人数にかかわってくるのでまた別でまとめたいと思うのでそちらで確認してください。

 

ちなみに、月間稼働率の目安としては、44%~45%の間でキープするのが理想ですね。

あとは、個人事業主を増やすも減らすも判断しだいです。伸び代があるのであれば増やしましょう。伸び代がないのであれば、下手に求人をするとバランスが崩れます。

逆に月間稼働率が44%を下回っているのであれば、お客さんを増やすか、お客さんの多いときに上手くスタッフを配置するかしかありません。

たいてい、お店のスタッフは個人事業主だと思うので人数のコントロールをきめ細かく効かそうと思うと難しいですが、後はお願いするしかないでしょう。個人事業主なので強要は出来ませんからね。。。。

まとめ

 

あくまで目安ですが、稼働率という基準はとても活用できる基準になると思います。

今までスタッフ満足という点で稼働率というものを見てきましたが、逆から考えれば、スタッフの怠慢防止という活用も出来ます。

個人事業主に最低保障をつけていたり、時給で個人事業主と契約している場合、また、社員として働いてもらっている場合などは、稼働率を見ればそのスタッフがどれだけ接客をしているかという見方が出来ます。

稼働率を上手く活用してください。

サロン運営の一助となればと幸いです。

 

 

 

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